「仕組み」仕事術

最小の労力=コストで最大の効果を出すためには、作業系の仕事のチェックシートをつくり、個人の能力・意思・感情に依存しない、誰にでも再現できる手順を作ることで知的作業に当てる時間の割合を最大限に増やすとよいらしい。
チェックシートをつくるときには、再現する人による判断が不要なくらい詳細のレベルまで落として誰にでも使えるものにするとよいらしい。

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

この本ではチェックシートと言っているけれど、おそらく作成するモノの内容によってはマニュアルという言葉が適切になると思うのだけれど、マニュアルの類を作成しておくこと、実際にそのマニュアルを作成した人以外でその作業をやったことが無い人がマニュアルに従って作業し、さらにマニュアルを改善していく。

まずはマニュアルに従って正しいやり方を身につける。正しい状態がわかれば異常な状態を速やかに検知できる。
異常であることがわかり、正しい状態にしか対応できないことがわかっていれば、直ちに対応できる人に相談でき、異常に対応できる。
さらにその異常状態をマニュアルに反映させ、想定の範囲内の事象に変えていく。
マニュアルが誰にでも使える様々な場面に対応できるものとなっていけば、能力の低い人でもあらゆる作業を実施できるようになり、能力の高い人はさらに価値の高い作業に取り組むことができる。


マニュアルをちゃんと作るということを脳内シミュレーションしてみたのだけれど、これだけでチームの力がかなり強化されそう。
問題は超下っ端の自分が職場にマニュアルを作る文化をどうやって植え付けるか、だな。