スターソルジャー(スターフォースでも可)の秘密

以前スーパーマリオの謎について、私なりに検討してみましたが、今回はスターソルジャーについて書いてみます。

スターソルジャーといえば、ハドソンが1986年に発売したシューティングゲーム。当時はシューティングゲーム全盛、なかでも打って打って打って打って打ちまくるタイプのものが人気でした。
このゲームにより高橋名人が超有名人になりあがりました。この高橋名人、とにかく連射が速いのです。その速さ、実に16.2連射。あまりの速さにジョイスティックにバネが埋め込んであるのではないかなんて疑惑もありました。
スターソルジャーは敵がわんさか出てきます。その後のゲームではもっともっと出てくるようになりますが、当時としてはおかしいくらいの量でした。空中の敵もまぁまぁ多いのですが、それ以上に地上に物体がいっぱいあるので、弾を撃ってもまず地上の物体にあたってしまい、空中の敵に当たらないのです。なので、別に害があるわけでもない地上の敵を打ちまくって壊していかないといけませんでした。
パッケージをあけたところについているビラビラ(正式名称を知りません、すいません)を葉書に貼って送ると抽選で連射養成ギプスがあたるというプレゼントをやっていました。ちなみにワタクシ、見事ギプスをゲットした思い出があります。あれどこいっちゃったんだろうなぁ。

とまぁ、バックグラウンドはよいとして。

当時はいろいろなシューティングゲームがありました。私個人としてはこのスターソルジャー以外ではツインビーというゲームが好きでした。
ツインビーは敵の弾にぶつかると腕がもげてしまい、一回に限り救急車がやってきてその腕を直してくれるのですが、その救急車に触れることができなかったり、二度目に敵の弾にぶつかってしまった場合には、腕がない状態になってしまいます。
この腕がなんの役割を果たしているかといいますと、ツインビーはこの腕で地上の敵に向けて弾を投げるのです。つまり、腕がなくなると、地上の敵を攻撃できなくなるのです。

地上の敵が攻撃できない?

おかしいですね。スターソルジャーでは空中の敵も地上の敵も区別なく攻撃できます。でもツインビーにはそれはあてはまりません。

これはどう考えてもスターソルジャーがおかしいです。なぜ空中の敵も地上の敵も区別なく攻撃できるのでしょう。



私の考えはこうです。

以下の図がうまく見えると良いのですが、、

自機 ミ 空中の敵
   サ
   イ
   ル 地上物

自弾は、自機よりも厚さがあり、空中の敵にも地上の敵にもぶつかるだけの厚さを持っているのです。そうでないと、自機は空中の敵にぶつかるが地上物にはぶつからない、ミサイルは空中の敵にも地上の敵にもぶつかるという事象が発生しません。
一般的に戦闘機はどれくらいの高度を持っているのでしょう。早速ぐぐってみると、2件目にヒットしたホームページにMiG-25という戦闘機が3万メートル、すなわち30キロメートルの高さまで上昇できたようなことが書いてあります。
つまり、自弾は30キロくらいの厚さを持っている可能性があるということです。常識的には30キロの厚さがある弾を格納するよりも素直に対空用と対地用のミサイルをわけたほうが良い気がします。しかしスターソルジャーの自機は30キロの厚さを持たせることで確実に敵にぶつかることを選択したわけです。

とはいえ、本当に30キロの厚さがある弾を格納するためには、自機も30キロの厚さを持たせる必要があります。しかしそうはなっていません。これは格納方法に工夫が必要です。

自機に格納されている間は自機より厚さがない状態であるミサイルは、発射されるとただちにその厚さを増すのでしょう。それにより、発射直後から地上物にもぶつかるようになります。

一気に厚さを増すにはどうしたらいいか。バネもしくはなんらかの爆発により力が加わることによって弾が変形しているのでしょう。ただでさえ敵にぶつかったときに爆発するように火薬が含まれているであろうことが予想されるのに、弾の発射の時点でいきなり弾を爆発的スピードで変形させているのです。あぶないなぁ。


マリオのヤツより面白くないですね。すいません。