インカ文明

3世紀から16世紀ころ、現在のペルーを中心とした地域にあったのがインカ帝国です。このあたりの文明のことをインカ文明といいます。この文明は後に初代帝王となったマンコ・カパックがクスコにインカ族を率いて定住したところからはじまります。はじめこそ軍隊程度の規模であったこの文明も、その後とめどなく続けた領土拡張政策によっていつしか南北の距離4,000km、面積は100万平方kmにも達しました。

こうしてアンデス文明史上最大の帝国を築いたインカ文明。そんなインカ文明も1525年にそのときの皇帝の死とともに始まった後継者争いが原因で分裂、戦争がはじまり、その決着がついた直後にスペインからの侵攻によってその幕を閉じることとなりました。

いつの日も人間の敵は自分自身なのです。前民主党党首であった菅直人だって、自身が国民年金を支払っていなかったにもかかわらず他の議員を責めつづけ、そのことが結果的に党首辞任へと繋がっていったのです。
歴史は繰り返すといいますが、人間の敵は自分自身であるということが人類の歴史上何度となく起きていて、誰もがそのことがわかっているにもかかわらず、それでも自身で身を滅ぼす、だからこそ人間の敵は人間なのです。人生とは一体なんなのでしょう。

(本記事は以前別のblogにて与えられたテーマに沿って記事を作成するという企画で書いたものです。)