レビュー

レビューの対象は成果物であってその成果物を作った人(以降「作成者」)ではない。
作成者からすれば、自身の行った作業が非難されているようにもとらえることができてしまう。中にはあからさまに作成者の作業を非難するレビュアーもいる。


が、作成者の作業なんてレビュアーには何の関係もないわけで、成果物がすべて。成果物がきちんとしたものになっていればレビュアーの仕事には一切影響はない。だからレビューにおいてはレビュアーが興味を持つのは成果物だけでなくてはならないし、作成者は成果物を改善するための好意的な意見と捕らえなくてはならない。


たかがレビューだけれど、考え方ひとつでクソ面白くない作業に変わってしまう。
レビュアーとなったときには自身のコメントが作成者に対するものではなく成果物に対するものであることが明確になるように気を使うべきだし、作成者は相手が何を言おうとそれは成果物に対するコメントであると捕らえるべきだ。言い方も悪いのかもしれないが、成果物に対するコメントのつもりが、自分に対するコメントだと思い込んでしまう作成者も少なからずいる。


まぁ言ってみれば罪を憎んで人を憎まずですよ。
人を憎んでいても職場の雰囲気の悪化からモチベーションの低下につながりますからね。


クソ面白くない作業が続くと仕事がつまらなくなってしまう。
どうせ生活のためにはしなくちゃいけない仕事なんだから面白くないより面白いほうがいいに決まってる。


と、前々から思っていたのですが、最近読んだ本に同じようなことが書いてあって、あーこういうことを考えているのは自分だけではないんだな、と思ったのでここで書かせてもらいました。


ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002)

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